モーニングコート(昼の正礼装)と燕尾服(夜の正礼装)の違いと着こなしをご紹介いたします。
背中側の部分だけを想像して、同じように見えますがフロント側は全然違います.
【モーニングコート】
モーニングコートは昼の正礼装で、着用の場面で思いつくのは入学式や卒業式など学校の式典での校長先生、また結婚式での新郎新婦の父親、内閣発足時にひな壇で大臣も着用していますね。
上着のフロントの裾が丸くカットされていて前一つボタンです。
ベストは黒かグレーのベストを合わせる。黒いベストの場合、慶事では白衿と呼ばれるをアタッチメントを付けて着用します。ネクタイはシルバーグレーが正式です。(縞でも可)ズボンはコールズボンと呼ばれる縞のズボンをはきます。ベルトはしないでサスペンダーを使います。
【燕尾服】(テールコート)
一方、燕尾服は夜の正礼装で、指揮者やオーケストラの演奏家、
晩餐会やノーベル賞の授賞式で着用されているものがそれにあたります。。
上着のフロントは四角くカットされいて前ボタンの留めるボタンが無いんです。
衿は拝絹と呼ばれる光沢のある生地をつけています。
ベストは白ピケと呼ばれる綿の生地で衿付きです。(普通の衿付きベストと少し形が違います)
そして、ベストと同じ白ピケの生地で蝶ネクタイをあわせます。ズボンは上着と共地で側章が2本入ります。モーニング同様にベルトはしないでサスペンダーを使います。
他にもまだ細かい決まりはあります。
しかし、正式なルールを理解した上で、後々の事を考え、ベルト仕様にしたりと多少アレンジする事も勧めています。
この記事へのコメントはありません。