豆知識

裏地の背抜き、総裏

スーツをお仕立ていただく時、必ずジャケットの裏地についてお伺いします。
「背抜きにしますか?それとも総裏しますか?」と。でも、ヨーロッパのテーラーで洋服を注文する時に背抜きと言ったら驚かれます。そもそも背抜きという仕様がないんです。しかし、一部では背抜きを見た事があるとの情報もありますし、高温多湿の日本向けのオートクチュール用に出来たとの説もあります。
本来、裏地の仕様は季節で切り替えるものではないんです。
では、裏地は何のためにあるのか?
それは摩擦を減らす為、表地を整えるためと言われております。
背裏や袖裏などが無ければ、腕が引っ掛かるし、きつく感じると思います。
それで「総裏」が基本になります。
しかし、タイトなラインを出したいときに背抜きが良いんだという方もいますし、少しでも薄くしたい要望があれば、それも悪いわけではないと思います。

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